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買ってはいけないグラボメーカーとは?おすすめランキングや評判を比較紹介

NVIDIAやAMDに代表されるグラフィックボードは、同じ型番でも販売元によって性能・価格・故障率が異なります。

ASUSは高いけれど故障率が低かったり、Palitは安いけれど故障率が高かったりと、どのメーカーを選べばいいか悩んでしまう方が多くいます。

また、買ってはいけないグラボメーカーもあるという事も見かけることもあるので、お悩みの方の為に徹底的に調査しました。

ということで、本記事ではグラボメーカーのおすすめランキングや、グラボごとの性能・価格・人気メーカーを紹介するので、メーカー選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

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この記事でわかること

グラボメーカーのおすすめランキング

まずは、グラボメーカーのおすすめランキングを紹介します。

エビデンスはこちら

  • Amazonの売れ筋TOP100にランクインしているメーカーを抽出
  • ランクインしているグラボの総数と、☆4.0以上の評価件数で順位付け

ランクイン数の多さはメーカーが力を入れて開発している証拠です。

☆4.0以上の評価件数が多ければ、購入者が多い証ともいえます。 

価格が安い方がランクイン数が多く、評価件数も多くなる傾向にあるため絶対的なランキングではありませんが、購入するメーカーを絞り込む情報の1つとしては十分に活用できるはずです。

メーカー名ランクイン総数☆4.0以上の評価件数
MSI19商品9,050件
玄人志向16商品6,134件
ASUS12商品3,774件
GIGABYTE7商品60件
ASRock2商品94件
Sapphire2商品41件
インテル1商品101件
PNY1商品7件
Palit1商品1件
ELSA1商品0件
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

ランキング上位3社は「MSI」「玄人志向」「ASUS」であり、評価件数の多さを考えると、Amazon市場の大半を3社で占めています。

メーカー名平均単価(税込)
MSI63,082円
玄人志向64,295円
ASUS86,224円
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

売れ筋商品の平均単価は、MSIと玄人志向はほぼ同額であり、ASUSが2万円以上高くなっています。

ただし、RTX3060などの低価格モデルでは3社の差は小さく、RTX4070Tiなどの高価格モデルでは差が開いていくようです。

メーカー名RTX3060の参考価格(税込)RTX4070Tiの参考価格(税込)
MSI43,414円122,622円
玄人志向40,384円116,771円
ASUS42,000円138,980円
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

グラボを購入する場合は、まずはMSI・玄人志向・ASUSの3社に絞り込み、その上で価格や性能などの差を考慮して最終決定するといいかもしれません。

次の項目では人気3社の違いを詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

グラボメーカー「MSI」の評判や市場シェア率

「MSI」というメーカーは、台湾に本社を置くパソコン・パソコン関連部品の製造会社であり、ソニー台湾の元技術者が1986年に設立しました。

特にマザーボードとグラフィックボードの生産に力を入れており、世界トップクラスの市場シェアを誇ります。

シェア1位取得回数(2020年1月~2022年9月)27回 / 全期間33ヶ月中
シェア2位取得回数(2020年1月~2022年9月)4回 / 全期間33ヶ月中
直近のシェア順位(2022年9月)2位
直近のシェア率(2022年9月)24.4%
引用元:BCNランキング

2020年1月から2022年9月までの33ヶ月中、27ヶ月も市場シェア1位を獲得しており、グラボ市場をけん引するメーカーだといえます。

直近ではASUSに1位の座を奪われていますが、Amazonでは売れ筋TOP100のランクイン数が最多19機種、☆4.0以上の評価件数も合計9,050件と群を抜いて多く、日本でも人気のメーカーです。

RTX3060参考価格(税込)クロック速度
MSI43,414円1,710MHz
ASUS42,000円1,867MHz
RTX4070Ti
MSI12,2622円2,655MHz
ASUS13,8980円2,760MHz
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

例えば、RTX3060はASUSの方が価格も性能も優れていますが、RTX4070Tiの価格はMSIの方が約1万6千円安く購入できます。

高性能なグラボが欲しくて価格を抑えたい場合には、ASUSではなくMSIを選ぶことも十分に考えられるでしょう。

オススメグラボ

RTX3060(MSI)


RTX4070Ti(MSI)

ASUS」の特徴やグラボ性能の違い(MSIとどっちがいい?)

ASUSは1989年に設立された台湾の電子機器メーカーで、パソコン・パソコン周辺機器の他にもスマートフォンの製造も行っています。

設立当初から日本にマザーボードの輸出を行っており、グラフィックボードと合わせて日本市場には多くのASUS製パーツが流通しています。

ASUSの技術者が独立してグラボ会社であるASRockを立ち上げるなど、ASUSが保有する技術は世界的に見ても極めて高く、市場シェアも2022年9月には世界1位に躍り出ています。

シェア1位取得回数(2020年1月~2022年9月)1回 / 全期間33ヶ月中
シェア2位取得回数(2020年1月~2022年9月)6回 / 全期間33ヶ月中
直近のシェア順位(2022年9月)1位
直近のシェア率(2022年9月)26.5%
引用元:BCNランキング

1位の取得回数は直近の1回だけですが、常に3番手だったASUSが1位取得直前の半年で2位を5回取得しており、急速な市場シェア拡大を果たしています。

2022月10月以降のデータはまだありませんが、価格が高いイメージだったASUS製品がMSIよりも安いケースも増えているため、高性能かつ低価格で手を伸ばしやすいメーカーに変化しつつあるかもしれません。

RTX3060参考価格(税込)クロック速度
MSI43,414円1,710MHz
ASUS42,000円1,867MHz
RTX4070Ti
MSI12,2622円2,655MHz
ASUS13,8980円2,760MHz
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

RTX3060はASUS製が価格も性能も優れており、4070Tiも性能はASUS製の方が優れています。

1度購入すれば早々買い替える物ではないため、MSI製より少し高いものの購入する価値は十分にあるでしょう。

オススメグラボ

RTX3060(ASUS)


RTX4070Ti(ASUS)

玄人志向」の特徴やグラボ性能の違い

「玄人志向はCFD販売株式会社のブランド名であり、CFD自体は愛知県に本社を置くパソコン部品の製造販売会社です(周辺機器メーカーであるバッファローの親会社)。

設立は1974年であり、玄人志向は2001年以降に自作パソコン向けパーツとして国内で流通を開始。

グラフィックボードは低価格を武器に、国内流通量の目安であるBCNランキングでは14年連続1位を獲得しています。

シェア1位取得回数(2020年1月~2022年9月)5回 / 全期間33ヶ月中
シェア2位取得回数(2020年1月~2022年9月)22回 / 全期間33ヶ月中
直近のシェア順位(2022年9月)3位
直近のシェア率(2022年9月)12.7%
引用元:BCNランキング

玄人志向を含むCFDの世界シェアは、第2位の獲得数がどのメーカーよりも多く、MSIに次いで多くのシェアを獲得してきました。

2022年に入ってシェアが低下していますが、国内市場ではRTX3060・4060・4070の売れ行きが良く、Amazonでもグラフィックボードの売れ筋TOP3を独占しています。

参考価格(税込)クロック速度
玄人志向(売れ筋1位)40,384円1,777MHz
MSI43,414円1,710MHz
ASUS42,000円1,867MHz
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

オススメグラボ

RTX3060(玄人志向)

RTX4070参考価格(税込)クロック速度
玄人志向(売れ筋2位)88,526円2,475MHz
MSI96,000円2,505MHz
ASUS98,930円2,520MHz
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

RTX4070(玄人志向)

RTX4060Ti参考価格(税込)クロック速度
玄人志向(売れ筋3位)58,030円2,565MHz
MSI(売れ筋4位)60,400円2,600MHz
ASUS(売れ筋66位)67,516円2,655MHz
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

RTX4060Ti(玄人志向)

玄人志向はMSIやASUSと違いパソコン本体を販売していないため、日本国内における認知度は高いとはいえませんが、世界シェア10%超のCFD販売株式会社の人気ブランドです。

低価格かつ高性能がウリであるため、グラフィックボードを買って自分で取り付けられる方はぜひ候補に加えましょう。

グラフィックボードの性能一覧表とグラボメーカーによる性能比較

グラフィックボードの元となるGPUの製造会社は、NVIDIA社とAMD社が世界シェアの大半を占めています。

2022年に入ってIntel(インテル)が参入しましたが、Intelの世界シェアは5%以下であるため、実質的にNVIDIAかAMDの2択です。

2021年4~6月2022年1~3月2022年4~6月
NVIDIAシェア81%シェア78%シェア78%
AMDシェア19%シェア18%シェア17%
Intelシェア5%シェア4%
引用元:PCWatch

NVIDIAは80%前後のシェアを誇るため、供給量が多く、同程度の性能を発揮するAMD製と比較して価格が安いため、特別な理由がなければNVIDIA社のGPUを搭載したRTXシリーズを購入するといいかもしれません。

NVIDIA社のRTXシリーズの性能スコアはパソコン製造・販売会社のドスパラで公表されているため、参考価格とコスパ(スコア100あたりの価格)と共に紹介します。

NVIDIA社のRTXシリーズの性能スコア一覧

引用元:パソコン通販会社ドスパラおよびAmazon.co.jp

2023年9月時点で製造・販売されているRTXシリーズは4000番台と3060番台と1600番台の3つです。

どのシリーズを購入すべきかは、グラボを購入する目的次第ですが、フルHDのFPSゲームを楽しむなら3060番台以上、4KのFPSゲームや動画編集を行うなら4000番台がおすすめです。

FPS値を求めないゲームであれば、1600番台でもある程度快適に遊べるでしょう。

性能が良くて価格が安い人気グラフィックボード2選

フルHDのFPSゲームを含めて多くの用途に対応できる高コスパで人気のグラボは次の2つです。

GeForce RTX3060

RTX3060参考価格(税込)クロック速度
玄人志向(売れ筋1位)40,384円1,777MHz
MSI(売れ筋16位)43,414円1,710MHz
ASUS(売れ筋7位)42,000円1,867MHz
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

RTX3060の性能スコアは『2322』であり、2000以上あればAPEXなどのフルHDのFPSゲームでリフレッシュレート144Hzを安定して出せます(※CPUやメモリ性能にもよる)。

FF14などの高精細なゲームでも安定し、フルHDまでの動画編集も快適です。

人気3メーカーともに5万円を切っているため、コスパに優れたグラボとして非常におすすめです。

価格を重視するなら玄人志向、性能を重視するならASUS製を購入しましょう。


RTX3060(玄人志向)


RTX3060(MSI)


RTX3060(ASUS)

GeForce RTX4060

RTX4060参考価格(税込)クロック速度
玄人志向(売れ筋258位)49,648円2,460MHz
MSI(売れ筋5位)47,000円2,490MHz
ASUS(売れ筋62位)50,950円2,595MHz
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

RTX4060はNVIDIAの最新シリーズであり、前シリーズである3000番台より省エネかつ高性能になっています。

ただし、スタンダードモデルであるRTX4060は搭載メモリが8GBであり、3060(12GB)との性能差があまりありません。

性能スコアは『2703』であり、3060より15%ほど高いものの価格は20%以上高く、3060で快適でないゲームは4060でも快適でない可能性が高いため、明らかな性能差を求めるなら4060Tiを購入した方がいいかもしれません。

MSI製だけは同メーカーのRTX3060との価格差約3,600円でRTX4060が手に入るため、MSI製のグラボが欲しい方はRTX4060を購入した方が良いでしょう。

RTX4060(玄人志向)


RTX4060(MSI)


RTX4060(ASUS)

Call of Duty MW2などの高画質FPSゲームで144Hz以上を安定して出せるおすすめグラフィックボード2選

Call of Duty MW2などの4K画質に対応したFPSゲームでも144Hz以上を安定して出せるグラフィックボードの中で、なるべく価格を抑えたい場合におすすめのグラボは次の2つです。

GeForce RTX4070

RTX4070参考価格(税込)クロック速度
玄人志向(売れ筋2位)88,526円2,475MHz
MSI(売れ筋23位)96,000円2,505MHz
ASUS(売れ筋27位)98,930円2,520MHz
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

RTX4070はスコア性能が『3666』もあり、4K高画質のFPSゲームでも144Hzを安定して出せるだけの性能があります(※CPUやメモリ性能にもよる)。

フルHDのFPSゲームでは240Hzを安定して出せるため、10万円以下で買えるグラボの中ではもっとも高いパフォーマンスを発揮します。

人気3社のクロック速度は大差ないため、少しでも予算を抑えたい場合は玄人志向を選ぶと良いでしょう。

RTX4070(玄人志向)


RTX4070(MSI)


RTX4070(ASUS)

GeForce RTX4060Ti

RTX4060Ti参考価格(税込)クロック速度
玄人志向(売れ筋3位)58,030円2,565MHz
MSI(売れ筋4位)60,400円2,600MHz
ASUS(売れ筋66位)67,516円2,655MHz
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

RTX4060Tiはスコア性能『3233』であり、RTX4070より10%ほど性能が落ちます。

Call of Duty MW2をプレイした場合は140Hzでるか出ないかで安定し、爆発などのエフェクトが多い場面では多少下回ります(※CPUやメモリ性能にもよる)。

ただし、全体としてプレイに支障なく、RTX4070より価格がずっと安いため、コストパフォーマンスを優先したい場合はRTX4060Tiを購入するといいかもしれません。

3社の中では玄人志向とMSIのコスパが良く、Amazonの売れ筋ランキングもほぼ同率。価格とメーカーの好みで選びましょう。

RTX4060Ti(玄人志向)

RTX4060Ti(MSI)

RTX4060Ti(ASUS)

ブラウザゲームやスマホゲームをパソコンで楽しめる低価格グラフィックボード

2D・3Dのブラウザゲームや、スマートフォンのゲームをパソコンでサクサク快適に楽しみたい場合は、RTX1660Superがおすすめです。

GeForce RTX1660Super

RTX1660Super参考価格(税込)クロック速度
玄人志向(売れ筋13位)29,000円1,800MHz
MSI(売れ筋39位)27,700円1,815MHz
ASUS(売れ筋324位)38,000円1,815MHz
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

スコア性能は『1741』であり特別高性能とはいえませんが、内蔵GPUと比較すると数倍~数十倍の3D処理性能があります(内蔵GPU:UHD610のスコア『99』、Vega8のスコア『216』)。

10年前のGeForceと比較しても性能スコアの桁が違うため、ゲームをしながらYouTubeやNetflixを流してもほとんど処理落ちしません。

フルHDのFPSゲームで144Hzを安定して出すことは難しいものの、VALORANTなどの2D要素が大きなFPSゲームであれば144Hzを安定して出せます。

購入する場合は玄人志向とMSIの価格が安い傾向にあるため、Amazonのページにアクセスしたときに安い方を選ぶといいでしょう。

RTX1660Super(玄人志向)


RTX1660Super(MSI)


RTX1660Super(ASUS)

グラボメーカーPalit(パリット)」はどこの国?評判は良い?故障率は?

「Palit(パリット)は1988年に設立された台湾に本社を置くパソコンの周辺機器製造メーカーです。

ドイツに支店を置き、ヨーロッパ向けのグラフィックボードを数多く生産しています。

シェア1位・2位取得回数(2020年1月~2022年9月)0回 / 全期間33ヶ月中
シェア3位取得回数(2020年1月~2022年9月)2回 / 全期間33ヶ月中
直近のシェア順位(2022年9月)4位
直近のシェア率(2022年9月)10.1%
引用元:BCNランキング

世界シェアは2022年9月時点で10.1%であり、2020年1月からの33ヶ月で記録した順位は3位までですが、2022年以降はシェアが拡大傾向にあり、2022年1月から2022年9月までの間でシェア3位を2回獲得しています。

価格の安さがウリであり、玄人志向よりも安い価格で市場に流通しています。

GeForce RTX4060

RTX4060参考価格(税込)クロック速度
Palit(売れ筋46位)44,280円2,460MHz
玄人志向(売れ筋258位)49,648円2,460MHz
MSI(売れ筋5位)47,000円2,490MHz
ASUS(売れ筋62位)50,950円2,595MHz
引用元:Amazon.co.jp / 2023年9月2日時点

Amazonの売れ筋TOP100にPalit製のグラボが1機種だけランクインしており、RTX4060を低価格で入手できます。

ただし、ドイツの小売業者『Mindfactory.de』が返品率(初期不良率)を公開しており、MSIと比較すると返品率が約2倍となっています。

MSIPalit
出荷数28,680個4,010個
返品数570個166個
返品率1.99%4.14%
引用元:ドイツの小売業者『Mindfactory.de

1つの小売業者のデータに過ぎませんが、Palit製は返品率が高い可能性があるため、今すぐにグラボを交換しなければならない場合はPalit製は避けた方がいいかもしれません。

しかし、急いでいない場合かつAmazonで購入するのであれば返品・交換は容易に対応してくれるため、価格の安さでPalit製を選んでもいいでしょう。

世界シェア約10%もある4大メーカーの内の1つであるため、性能自体に大きな欠陥はないと考えていいでしょう。

RTX4060(Palit)

グラボを買う時のよくある質問

種類が同じGPUでもグラボメーカーが何社もあるのはなぜ?

簡単にいうと、GoogleのAndroid OSと同じで、大元のシステムの開発に全力を注いで、本体の販売は他社に任せるビジネス戦略です。

Google→Android OSを開発→無数の会社がAndroid OSを搭載したスマホを売る→アプリストアの使用料で黙っていても儲かる

NVIDIA(AMD)→独自GPUを開発→多数の会社が独自GPUを搭載したグラボを売る→グラボが売れれば売れるほどNVIDIA(AMD)は儲かる

どこで利益を得るかは違いますが、商品の根幹を独占することで、販路確保の手間やコスト、競争にかかるコストも無視して利益を得られます。

開発力とブランド力が圧倒的に高いために可能なビジネス戦略ですが、NVIDIAとAMDで世界シェア96%ほどを占めているため、今後もビジネスモデルは継続されるでしょう。

グラボメーカーでAMDは人気?NVIDIAと比較してどっちがいい?

AMDは世界第2位のシェアを誇りますが、第1位のNVIDIAが強すぎるかもしれません。

2021年4~6月2022年1~3月2022年4~6月
NVIDIAシェア81%シェア78%シェア78%
AMDシェア19%シェア18%シェア17%
Intelシェア5%シェア4%
引用元:PCWatch

シェアが高い=販売数が多い=大量生産で低コスト化の図式が成り立つため、同程度の性能であってもNVIDIA製の方がお買い得なケースが目立ちます。

ゲームによってはAMD製の方がエラーが起こりにくい場合もありますが、NVIDIA製でエラーが頻発する訳ではないため、基本的にはAMD製よりNVIDIA製がおすすめです。

マザボとグラボのメーカーは統一した方がいい?

統一した場合は設定をより細かい調整が可能であったり、相性が良いなどの要素はありますが、CPUやメモリなど他のパーツは統一できないため、統一する必要は現実にはほとんどありません。

統一して損もありませんが、メーカーよりも価格や性能で選ぶ方が満足度は高いかもしれません。

使っているPCのグラフィックボードの確認方法は?

Windows10の場合、「Windowsメニューのシステムツール」→「コントロールパネル」→「システム」→「詳細情報の下部にあるシステム詳細設定」→「システムプロパティのデバイスマネージャー」→「ディスプレイアダプター」の順にクリックしていけば、使用しているグラボの型番が表示されます。

グラボメーカーで日本の会社はある?

玄人志向をブランド展開するCFD販売株式会社は愛知県に本社を置く日本メーカーです。

CFD自体はあまり知られていないかもしれませんが、周辺機器で有名なバッファローを子会社にもっています。

グラボの世界シェアも第2~3位であるため、日本メーカーのグラボが欲しい場合は玄人志向を選びましょう。

Palitとドスパラってどういう関係?

Palit製のグラボを日本国内で唯一取り扱う権利を持っているのがドスパラです。

小売業者や個人事業主がドスパラから購入して市場に流しているグラボもありますが、必ず一度はドスパラの手に渡っています。

グラボメーカーGainwardはどこの国?壊れやすいって評判がある?

Gainwardは台湾のPCパーツ製造会社であり、Palitのグループ会社です。

特に壊れやすいという情報はありませんが、ドイツの小売業者『Mindfactory.de』が返品率(初期不良率)を公開しています。

MSIPalitGainward
出荷数28,680個4,010個4,050個
返品数570個166個107個
返品率1.99%4.14%2.64%
引用元:ドイツの小売業者『Mindfactory.de

MSIと比較すると、初期不良率がわずかに高いといえるかもしれません。

まとめ

グラフィックボードの選択は、ゲームやグラフィック処理において重要な役割を果たします。

特に、メーカーの選択は慎重に考えるべきで、買ってはいけないメーカーも存在するので、ASUSやMSIなどの信頼性の高いメーカーから選ぶことで、故障率を低く抑えつつ、性能やサポートも受けることができます。

一方で安価な選択肢も存在しますが、その際には故障率に注意が必要で、本記事では、おすすめのグラボメーカーランキングを紹介しましたので、買ってはいけないメーカーに手を出さないように注意しましょう。

それぞれの予算によって、あなたにあったグラフィックボードメーカーを選ぶことが重要です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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