買ってはいけないインスタントコーヒーって?実は体や健康に悪い?正しい選び方を紹介

すぐにおいしいコーヒが飲めるインスタントコーヒー。

以前に比べて味が美味しくなり種類も豊富になりましたよね。

そんなインスタントコーヒーですが、買ってはいけないものがあるって知ってましたか?

体に悪いと噂の成分やインスタントコーヒーの悪い部分を徹底的に調査しました。

買ってはいけないインスタントコーヒーを知って、おいしいコーヒーを選び方も紹介していきますので、参考にしてくださいね。

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この記事でわかること

買ってはいけないインスタントコーヒーの特徴

インスタントコーヒーの主な特徴

インスタントコーヒーは、急速に溶ける粉末状のコーヒー製品で、一般的には熱湯に溶かすことで即座にコーヒーを作ることができる特徴を持っています。

インスタントコーヒーの主な特徴をいくつか挙げてみました。

  1. 便利さ
    インスタントコーヒーは瞬時にお湯に溶けるため、コーヒーメーカーやフィルターなどを使わずに手軽にコーヒーを楽しむことができます。
    急いでいる時やアウトドアでの利用に適しています。
  2. 保存性
    インスタントコーヒーは水分をほとんど含んでいないため、長期間保存が可能です。
    湿気や酸素から守ることで品質を保つことができます。
  3. 溶けやすさ
    インスタントコーヒーは微細な粉末状に加工されているため、熱水に非常に速く溶けます。
    手軽にコーヒーを作ることができるのがポイントですね。
  4. 一定の味わい
    インスタントコーヒーは製造過程で凍結乾燥やスプレードライなどの技術が使われるため、一定の味わいや風味が保たれています。
    ただし、一般的に生豆から直接淹れたコーヒーに比べると、風味や香りが劣ることがあります。
  5. 多様な用途
    インスタントコーヒーは、単純なコーヒー飲料だけでなく、料理やお菓子の材料としても使用されることがあります。
    レシピに組み込むことで、コーヒー風味を料理やデザートに加えることができます。

インスタントコーヒーは風味や質感が生豆からのコーヒーに比べて劣ることがあるため、コーヒー愛好家や風味重視の人にとっては満足度が低いでしょう。

便利で即席というところがポイントですが、好みや用途に応じてコーヒーの種類も選ぶ必要がありますね。

買ってはいけないインスタントコーヒーの種類は?

インスタントコーヒーに含まれるアクリルアミド

コーヒー豆を120℃以上の高温で焙煎した際に発生するアクリルアミドはおそらく発がん性物質を含んでいる農林水産省でも公表されており、どんなコーヒーにも含有している成分です。

しかしインスタントコーヒーは焙煎豆に比べてアクリルアミドが多く含まれており、そのため体に悪いと言われがちです。

アクリルアミド含有量

単位㎎/kg最小値最大値平均値中央値
インスタントコーヒー0.311.10.590.58
レギュラーコーヒー豆0.160.50.250.24
焙煎コーヒー豆0.0730.330.160.16

アクリルアミド(Acrylamide)とは有機化合物の一種で、高温で加熱処理された食品やタバコの煙などから生成される化学物質です。

アクリルアミドは、原料としてアクリル酸アミドと呼ばれる物質を使用して製造されることもありますが、食品や飲料への含有が懸念されています。

アクリルアミド含有の代表的な食材

  • ポテトチップス
  • フライドポテト(フレンチフライ)
  • コーヒー(特に焙煎度の高いコーヒー豆)
  • トーストしたパン
  • クッキー、ビスケット、クラッカーなどの焼き菓子
  • シリアルなどのグレイン食品
  • 果物や野菜の焼き物

アクリルアミドは、アミノ酸と還元糖(特にアスパラギン酸とブドウ糖)が高温で反応することによって生成されます。

これが食品の加熱過程で発生しやすいため、多くの加工食品に微量のアクリルアミドが含まれている可能性があります。

アクリルアミドは動物実験において一部の状況でがんの発生を引き起こすことが示されており、人間への影響に関する研究も行われています。

ただし、人間での影響に関してはまだ不確定な点も多く、詳細なリスク評価が行われています。

アクリルアミドを減らすために家庭でできること

食品安全を考慮する上で、アクリルアミドの発生を減少させるためには、食材の選択や調理方法の工夫が求められます。

家庭でできること

  • 野菜炒めやバーベキューなどは必要以上に焦がさない
  • ほうじ茶やコーヒーは濃くしすぎない
  • フライドポテトやコロッケなどは褐色ではなく黄金色に揚げる
  • じゃがいもは常温のものを調理し冷蔵で長期保管しない
  • パントーストは焦がさず薄いきつね色を目安に

また、各国の公衆衛生機関や食品業界はアクリルアミドのリスクに関する情報提供やガイドラインの策定に取り組んでおり、農林水産省によると平成19年から25年までの調査によるとアクリルアミド濃度が低い食品が増えたことがわかっています。

焦がしすぎた料理や濃く煮出したお茶などは控えましょう

インスタントコーヒーの添加物は?

インスタントコーヒーは基本的に「コーヒー豆100%が原料」のため添加物は含まれておりません。

しかしスティック状の加糖コーヒーやカフェオレなどブラックコーヒ以外の商品については乳化剤や香料が添加されているので注意。

あくまでブラックのインスタントコーヒーに限り、添加物がないと考えましょう。

香料でごまかされていないのが嬉しいですね

インスタントコーヒーを飲むメリットや得られる効果

手軽で時間がかからない

インスタントコーヒーはお湯で溶かすだけでコーヒが出来上がる、手軽さが最大のメリットです。

コーヒーをドリップする場合は5分程度かかるのに対し、インスタントコーヒーは1分程度で出来上がります。

来客時や手間をかけたくない人にもってこいの商品ですね。

ポリフェノールが豊富

コーヒーはなんといってもポリフェノールが豊富なのが特徴です。

ポリフェノールはインスタントコーヒーにも多く含まれており、シミやシワの防止や美肌効果につながるとされています。

抗酸化作用が大きいとされるポリフェノールですが、インスタントコーヒーでも十分に接種できることがわかっており、美容と健康に最適の飲み物です。

カフェインの効果

コーヒーに含まれるカフェインは、リラックス・利尿作用だけでなく認知機能や運動能力を高める効果もあるとされています。

コーヒーを飲むと眠れなくなる、という人も多いですがリラックス効果もあるので仕事に疲れた時間や一息つきたいタイミングで飲むのがオススメ。

寝る前までコーヒーを飲みたいという人は、カフェイン効果は低くなりますがノンカフェインコーヒーもオススメです。

インスタントコーヒーを使うデメリット

アクリルアミドが多い

先述した通り、有害物質であるアクリルアミドが粉末状のコーヒー豆よりも多く含まれています

体に悪いとされている成分が多く含まれているため、多量摂取はオススメしません。

コーヒーの風味が落ちる

やはりコーヒー豆を挽いて入れるコーヒーに比べると、インスタントコーヒーは風味が落ちてしまいます。

コーヒーエキスを抽出して加工している分、製造工程で香りが飛んでしまうのが原因です。

コーヒーの香りを楽しむにはあまり向かないですね。

インスタントコーヒーの種類

スプレードライ製法


インスタントコーヒーの「スプレードライ」とは、コーヒー豆を液体から粉末状に変換する製造方法の一つです。

液体コーヒー抽出物を微小な液滴に分散し、これを高温の乾燥空気に霧状に吹きかけることで、水分を蒸発させて粉末状のインスタントコーヒーをつくる手法です。

スプレードライ製法の工程

  1. エキスの抽出
    コーヒー豆から抽出されたコーヒーエキス(濃縮されたコーヒー液)が用意されます。
    このエキスは水とコーヒーの成分から成る液体です。
  2. 微小な液滴の生成
    抽出されたコーヒーエキスを高圧ノズルを通じて噴霧し、微小な液滴に分散させます。
    これによってエキスの表面積が増え、乾燥過程で水分が蒸発しやすくなります。
  3. 乾燥
    生成された微小な液滴は、高温の乾燥空気に触れることで急速に水分を蒸発させます。
    この段階で、液滴内の水分が蒸発し、コーヒーエキスの成分だけが残ることで、粉末状のコーヒーがつくられます。
  4. 分離と収集
    乾燥されたコーヒー粉末を収集し成形します。
    残った水分や微小な粒子は排除され、最終的なインスタントコーヒー粉末ができあがります。

スプレードライ法は、効率的な大量生産が可能であり、インスタントコーヒーの一般的な製造方法の一つとして広く利用されています。

コーヒーの風味や溶解性が保たれつつ、長期間の保存が可能なインスタントコーヒーが製造されます。

フリーズドライ製法

インスタントコーヒーの「フリーズドライ」とは、コーヒー液を凍結させてから真空中で水分を蒸発させることによってコーヒーを粉末状にする製造方法です。

フリーズドライ(Freeze Drying)は、液体を凍結し、その後低圧下で水分を蒸発させることで、原料の風味や溶解性を保ちつつ、軽量で長期間保存可能なインスタントコーヒーをつくる手法です。

フリーズドライ製法の工程

  1. エキスの抽出
    コーヒー豆から抽出されたコーヒーエキス(濃縮されたコーヒー液)を抽出します。
  2. 凍結
    コーヒーエキスを非常に低温に冷却して凍結させます。
    これによって抽出したエキスが固体の氷になります。
  3. 真空中で蒸発
    凍結されたエキスを真空チャンバーに入れ、低圧下で徐々に加熱します。
    凍結した水分が蒸発し、エキスの成分が固体からガス状に変わります。
  4. 凍結した水分の除去
    余計な水分が蒸発しコーヒーの成分だけが残ります。
    これによってコーヒーは粉末状になります。
  5. 粉末の収集
    出来上がったコーヒー粉末は収集され、パッケージングされます。
    風味を保ちつつ長期間の保存が可能です。

フリーズドライ法は、余計な熱を加えず凍結・真空を使用するため、コーヒーの風味や成分がより保持されるとされています。

インスタントコーヒーの価格帯・値段の相場

インスタントコーヒーの相場はここ数年高値傾向にあり、100gあたり950円程度となっています。

以前は850円前後を推移していましたが、2022年4月頃から物価高の影響もあり高水準で推移

以前の水準に戻るのはなかなか難しい状況のようです。

1杯あたり、インスタントコーヒーが10円〜20円に対し、ドリップコーヒーは10円〜30円程度と大きな差はありません。

ドリップコーヒーはコーヒーフィルターや付属品など必要な道具がありますが、コーヒー単体でみるとコストの差は大きくないですね。

手軽さを重視するならインスタントコーヒー、味を重視するならドリップコーヒーというところでしょうか。

オススメのインスタントコーヒー5選

【ネスカフェ】ゴールドブレンド

オススメポイント

  • ネスカフェ独自の挽き豆包み製法で酸化防止
  • 香り高いインスタントコーヒー
  • 国内製造

微粒粉砕した焙煎コーヒ豆を使用し、上質な香りとコーヒー本来の味を味わえる雑味がないコーヒーです。

【マウントハーゲン】オーガニック フェアトレードインスタントコーヒー

オススメポイント

  • 有機栽培の選びぬかれた豆を使用
  • アラビカ豆100%
  • フェアトレード商品

途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目的とした公平な貿易を基準とした「フェアトレード」認証の商品です。

手摘み収穫で豆の品質にこだわった一品。

【AGF】ちょっと贅沢な珈琲店スペシャルブレンド

オススメポイント

  • 風味を逃さないフリーズドライ製法
  • 厳選された豆を使用
  • 国内製造

【ハマヤ】ブルーマウンテンブレンド

オススメポイント

  • ブルーマウンテンをベースにしたブレンドコーヒー
  • フリーズドライ製法
  • やわらかくマイルドな味が特徴

2024年で100周年を迎える老舗コーヒー専門メーカー「ハマヤ」。

コーヒーのプロが厳選し選びぬかれたインスタントコーヒー。

【キーコーヒー】グランドテイスト マイルドダーク

オススメポイント

  • 水や牛乳にも溶けやすいインスタントコーヒー
  • コクと苦味が特徴的な一杯
  • カフェオレにオススメ

酸味が少なくコクと苦味が特徴的なインスタントコーヒーで、ミルクなど冷たい液体にも溶けやすくカフェオレにもオススメの商品。

まとめ

いかがだったでしょうか?

インスタントコーヒーは手軽で便利な商品ですが、場合によっては大量摂取で健康に影響がある場合も。

なにごとも摂りすぎは注意ですが、用途と状況に合わせてインスタントコーヒーを使い分けるのもアリですね。

コストパフォーマンスがよく手軽なので、インスタントコーヒーを購入する際はブラックコーヒーなど添加物がない商品をぜひ選んでみてください。

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