買ってはいけないミネラルウォーターとは?後悔・失敗しない正しい選び方を紹介

健康志向の高まりとともに、ミネラルウォーターは多くの人にとって生活必需品と呼べる存在になったのではないでしょうか。

しかし、多くの選択肢と情報があるなかで、自分に合ったミネラルウォーターがどれなのか迷うことも少なくありません。

価格、採水地、成分など、さまざまな視点からミネラルウォーターを選ぶためのポイントを見ていきましょう。

災害用としても常備しておくといいですね

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この記事でわかること

買ってはいけないミネラルウォーターの特徴

買ってはいけないミネラルウォーターってどんなものでしょうか。

毎日口にするものだから安全安心なものを飲みたいですよね。

ミネラルウォーターを選ぶときのポイントと、避けるべき注意点を紹介します。

成分表示がはっきりしていない

成分表示がはっきりしていないミネラルウォーターは避けるべきです。

たとえばミネラルウォーターに含まれる主なミネラル成分には、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどがあります。

ほかにも硬度が表記されていたり、商品の栄養素などが表記されています。

成分表示は安全性や品質を判断するための重要な情報源ですので、それが不明瞭だとミネラルウォーターと言われても実際に何が含まれているのか把握できません。

たとえ一般的には健康に問題ない成分だとしても、アレルギー反応などの健康リスクが生じる可能性がある以上、このような製品は買ってはいけないと言えるでしょう。

ナトリウムの含有量が多い

すべての人が買ってはいけないわけではありませんが、一部の人はナトリウムの含有量に注意が必要です。

ナトリウムの摂取が多いと高血圧のリスクが高まるため、健康上の理由でナトリウムの摂取を控えるべき人は注意する必要があります。

しかしほとんどのミネラルウォーターに含まれるナトリウムはさほど気にする量ではないです。

たとえばコントレックスは9.1㎎/リットルですが、ナトリウムの1日あたりの摂取量目安である600gを摂取するとなると66本飲まなくてはなりません。

塩分摂取の制限をしている方や摂取量が気になる方は、比較的ナトリウム含有量が低い商品を選ぶと安心ですね。

硬度が高い

これも個人の好みや健康状態によるところが大きいですが、高硬度のミネラルウォーターにも注意しましょう。

硬度はミネラルウォーターのカルシウムやマグネシウムの含有量を示しますが、高硬度の水は風味が強く、人によっては飲みにくいと感じられます。

日本の水は軟水なので、日本人に硬水はなじみがありません。

しかし硬度が高いミネラルウォーター「硬水」には健康的なメリットもあります。

マグネシウムが多く含まれていることで、血液をサラサラにするほか便通が良くなるなど、デトックス効果が高いと言われています。

日本人には馴染みがなく飲みにくいと感じる人が多いですが、サウナ前後などの汗をしっかりかくタイミングで摂取している人も多いようです。

ただ、一度に大量の硬水を摂取すると軟便になったり体調不良を起こすこともあるので要注意です。

硬水に慣れていない人は少量からスタートし、用途に合わせて軟水・硬水を使い分けてもいいですね。

包装が過剰

環境への影響を考慮すると、過剰な包装のミネラルウォーターも買うべきとは言い難いです。

また、プラスチックなどの使い捨て素材の使用が多いとリサイクルが面倒になります。

世界的にもリサイクル重視の企業が増えてきており、不要な資源を使わないことを目標に掲げている国が多いなか、過剰包装をしている企業は世間に逆行しているとも言えます。

企業内のポリシーや品質にあまり力を入れていない可能性もあるので、参考にしてみてもいいでしょう。

価格設定が異常に高い

価格が異常に高いミネラルウォーターも注意が必要です。

価格が高いとしても、特別な採水地の水だったり特殊な製法や成分の質だったりと、価格が高くなる理由に納得して買うのであれば問題ありません。

しかし、その価格設定の理由が明確でない場合は同等の成分のミネラルウォーターをオススメします。

高額な場合はまず理由を確認してみるといいですね。

買ってはいけないミネラルウォーターのメーカーは?

サントリー 天然水は買っても大丈夫?

サントリー天然水は、国内でも評価の高いミネラルウォーターです。

南アルプス、北アルプス、阿蘇山、奥大山を水源地とし、自然豊かな地域で採取されています。

サントリーは、品質管理において厳しい基準を設けているメーカーです。

成分のバランスにおいても高い評価を受けており、採水地によって硬度が違うことが特徴です。

全4種の硬度を飲み比べて見るのもいいですね。

いろはすは買っても大丈夫?

いろはすは、日本コカ・コーラ株式会社が販売している天然水ブランドです。

北海道、大山、阿蘇など全国7か所の水源地から採取されており、その品質には厚い信頼が寄せられています。

コカ・コーラ社は国際的に認知された企業であり、その製造プロセスと品質管理体系は厳格です。

ラベルレスの商品を展開したりと、エコにも力を入れている企業のひとつです。

いろはすについても、製造から販売に至るまでの一連のプロセスにおいて、高い品質が保たれていると言えます。

ボルヴィックは買っても大丈夫?

ボルヴィックは、フランスのヴォルヴィック社が生産する天然ミネラルウォーターで世界中で広く販売されています。

ヴォルヴィック社は、ヨーロッパの厳しい食品安全基準に従い、製造から販売に至るまで徹底した品質管理ですので、買っても大丈夫です。

なお、日本での販売は終了していますが、一部の販売店で輸入しているのでネットショップなどで購入は可能です。

失敗・後悔しないミネラルウォーターの選び方

採水地を確認する

採水地はミネラルウォーターの品質に直結します。

ミネラルウォーターの味わいは、採水地の自然環境がそのまま反映されることが多いです。

たとえば山岳地帯から採取された水は、周囲の岩石から溶け出したミネラルが豊富に含まれます。

これが独特の風味の秘密です。

しかし、採水地が都市近郊の場合、人間の出す汚染物質が混入するリスクが高まります。

採水地が明確に表示されている製品ほど安心です。

逆に、それが明瞭に表示されていないと、その水がどのような環境で採取されたのかわからず、品質や安全性の判断も下せません。

ミネラルウォーターを選ぶ際は、必ず採水地を確認し、納得したうえで買うようにしましょう。

保存状態をチェックする

ミネラルウォーターは保存方法によって品質が変化する可能性があるため、どのように売られているのかお店での保存方法を確認しておきましょう。

直射日光が当たる場所で保存していると、水中の塩素などの化学物質が光に反応して変化する可能性があります。

また、高温多湿な場所での保存も問題です。

このような環境では、ボトル内の水分と空気が反応しやすくなるため水の風味が変わってしまいます。

適切な保存状態で販売されている製品を選びましょう。

水の含有成分を確認する

成分表示のチェックは、自分に合うミネラルウォーターを見つけるために欠かせません。

たとえばナトリウムが少ない水は、塩分の摂取を控えたい方におすすめです。

ナトリウムの摂り過ぎは高血圧などの健康上のリスクをもたらすため、人によっては注意しなければなりません。

その点、ナトリウムの含有量が明示されているミネラルウォーターなら、日常の飲料水として適切でしょう。

また、特定の健康効果を求めるなら、その効果をもたらすミネラルを多く含んでいるかもチェックしてください。

カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富なミネラルウォーターもあります。

安いミネラルウォーターは買ってはいけない?

安いミネラルウォーターが必ずしも品質が低いとは限りません。

安いという理由だけでその製品を避ける必要はないでしょう。

重要なのは、そのミネラルウォーターの水源地や採水地、製造プロセス、品質管理、成分表示などを総合的に評価することです。

安いミネラルウォーターのなかには、大量生産によるコスト削減や地域の水資源を活用した製造など、価格を抑える合理的な理由があります。

信頼できるメーカーの製品なら、品質管理もしっかりと行われている可能性が高いでしょう。

しかし、無名のメーカーが販売する激安品で、なぜそんなに安くできるのか理由がわからないような水は避けた方が無難でしょう。

ミネラルウォーターを飲むメリット

健康にいい

ミネラルウォーターは、その名の通りカルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどのミネラルを豊富に含んでいます

これらのミネラルは骨の健康、神経伝達、筋肉の機能などに必要で、ミネラルウォーターを通じて効率的に摂取することができるのがメリットです。

また、ミネラルウォーターには添加物や人工甘味料などが含まれていないものが多いため、安全で健康的な飲み物として日常の飲用に選びやすいというメリットもあります。

水分補給に最適

人体の約60%は水分で構成されており、適切な水分補給は健康を維持するために欠かせません。

ミネラルウォーターは水分補給に最適な飲み物です。

もちろん水道水でも水分補給は可能ですが、ミネラルウォーターには水道水にはない利点があります。

水道水の味は地域や水道管の材質によって異なり、クロリンなどの消毒剤の味が感じられることもあります。

その点、ミネラルウォーターは、特定の採水地と製造工程を経て販売されているため、一貫した品質が期待できるのです。

ミネラルウォーターを飲むデメリット

経済的な負担と環境への影響

タダ同然の水道水と違い、ミネラルウォーターは高価です。

日常的に大量に消費する飲料水ですから、当然ながら経済的な負担が増加します。

水道水よりもコストがかかるという点が一番に挙げるデメリットです。

また、ミネラルウォーターは多くの場合、プラスチックボトルで販売されています。

購入のたびにリサイクルを行う必要があり手間がかかる点、プラスチック廃棄物の増加につながることもデメリットです。

成分と種類

飲む人の健康状態によっては注意が必要な成分が含まれていることがあります。

たとえば、先述した通り高ナトリウムの水は塩分制限が必要な人にとって過剰摂取はあまりよくありません。

よほど大量に飲まなければ健康に害があるほどにはなりませんが、成分表示をよく確認することが大切です。

また、水源地や採水地、含有成分の種類、ミネラルバランスなど、製品ごとにさまざまですので、自分にぴったりのミネラルウォーターを選ぶのが難しいというデメリットもあります。

ミネラルウォーターを買う時のよくある質問

Amazonなどの通販で買っても大丈夫?

問題ありません。

ただし、購入する際には販売者の評価やレビューを確認し、信頼性のある販売者から購入することが重要です。

また、配送方法や保管状態にも注意してください。

商品の品質が損なわれる可能性がないことをチェックしましょう。

水道水となにが違うの?

水源地や成分、品質管理などです。

おもな違いは、水源地、ミネラル成分、品質管理などにあります。

水道水は水道施設から供給され、クロリンなどで消毒されることが一般的です。

一方、ミネラルウォーターは特定の水源地から採取され、その地域特有のミネラル成分と風味を持っています。

ミネラルウォーターは厳しい品質管理の下で製造されるため、一貫した品質が保たれているのも特徴です。

賞味権限はどのくらいあるの?

1~2年です。

製品によって異なりますが、一般的には製造日から1~2年の期間が設定されることが多いです。

ただし、直射日光や高温多湿な場所での保存は避け、製品に記載された保存方法に従うことが重要です。

また、開封後は早めに飲み切りましょう。

まとめ

ミネラルウォーターの選び方は、予算やニーズ、その人の価値観などによって人それぞれ異なります。

今やミネラルウォーターを購入する家庭が一般的になった現代ですが、好みのミネラルウォーターを見つけるのは大変です。

この記事にあったメリットや選ぶときのポイントを参考に、最適なミネラルウォーターを探してみてください。

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